リフレクション(内省)って知っていますか?
内省とは、自身の言動を客観的に振り返り分析すること。
世の中には、内省がちゃんとできる人とできない人がいる。
例えば、何度注意しても同じミスを繰り返す人は、後者の可能性がある。
内省ができる人は、仕事でミスをしても「ミスが起こったのは○○が原因だ。だから今後は○○しないよう注意しよう」という思考に働く。
仕事で成功しても「成功した理由は○○だろう。だから次も○○してみよう」「今度は○○したらもっとうまくいくのでは」という思考に働く。
これが成長につながっていく。
同期で入社しても、人によってどんどん差がつくのはこの内省が関係している可能性がある。
部下の成長に悩むリーダーは、是非、部下の内省力を高めることに注力して欲しい。
部下の内省力を高めるには、部下に客観的に気づきを促すような質問をし深堀していく方法がある。
・どうしてそのような結果になったのか?
・なぜそのときそのような言動をとったのか?
・他にベターなどんな方法が考えられたか?などなど
「リフレクションカード」を使い、部下に対してワークするという方法もある。
テーマを決めて話し、周囲の人は質問したり感想を伝える。互いにセッションを繰り返すことで、テーマを深掘りしていき、気づきを促す。
実際何度か試してみたが、「面白い。ウチもやってみたい」「カードがあることで、ちゃんと意識して話せる」と評価は上々。
或いは、部下を成長させてくれるような意識の高い人たちと建設的な意見交換ができる場を提供できるのであれば、それも内省力を高めるのに有効になるだろう。